DeNAからトレードで移籍したソフトバンク吉村裕基外野手(28)がいきなり3時間半の指揮官“独占レッスン”を受けた。14日、同じ移籍組の山本と江尻とともに宮崎秋季キャンプに合流。打撃練習中は秋山幸二監督(50)が寄り添い、その後は室内練習場で2時間半のティー打撃にも付き合う豪華な個別指導だった。

 吉村は「右肘中心に体全体の使い方を教わりました。内角のバットの出し方、右足の軸回転などいっぱいです。あまり言えないのですが」と目からうろこが落ちる助言の数々に感激の面持ち。秋山監督は「結果には原因がある。5年前と今とで体も違うし、今年は今年、来年は来年だよ」。08年に34発を放ち、ここ3年間で10発と苦悩する大砲復活に期待した。