日本ハム栗山英樹監督(51)が13年、“芸風”を一変させる。さわやかな笑顔と感動的な涙で、就任1年目をリーグ制覇まで突っ走ったが「来年、オレは(楽天)星野仙一監督より怖いかもしれないよ」と30日、不敵な笑みで闘将になることを予告した。

 きっかけはコーチ陣の顔ぶれが変わったことにある。オリックスに移籍した福良ヘッドコーチは、ときに厳しく選手を叱り、笑顔を絶やさない指揮官とはバランスが取れていた。しかし、新任の阿井ヘッドコーチについては「阿井がどういうタイプか分からないけど、そういう(厳しい)タイプではないかもしれない」。選手に緊張感を持たせるためにも「殴る、蹴る、褒める、笑う、いろいろやる」とイメチェンを覚悟している。

 各チームが戦力補強し、来季も混戦になること必至だ。「同じことをやっていても勝てない」。栗山野球を進化させる。