長打禁止令だ!

 WBC日本代表候補の中日大島洋平外野手(27)が24日、同打撃コーチの立浪和義氏(43)から国際舞台で内野安打を量産するように厳命された。浅尾、田島とともに岐阜市内のスポーツショップでトークショーに出演。立浪氏に「変に大きいのを打とうと思わなくていい。大島はとにかく内野安打でいい」と言われた。単打に足を絡めるスタイルで、スモールベースボールの象徴になれというわけだ。

 左打者で俊足の大島にとって内野安打は必要不可欠だ。昨季はリーグ3位の172安打を放ったが、そのうち43本が内野安打。2位はDeNA荒波の31本で、リーグダントツだった。「もともと内野安打でもってるようなもの。きれいなヒットはいらない」と期待に応えるつもりだ。

 この日はうれしい言葉をもらった。立浪氏はかわいい後輩を「野球センスはすばらしい。候補というより一番期待する男ですから」とフライングで侍ジャパン入りを発表?

 するほど絶賛。大島は「やっぱり、憧れていた人からそう言ってもらえることはうれしい」と感激しきりだった。目標の大先輩の期待に応えるためにも、せっせと内野安打を積み重ねる。【桝井聡】