左肘痛で離脱した楽天辛島航投手(22)が22日、早期復帰に意欲を見せた。21日に千葉県内の病院でエックス線、MRI検査などを受けたが異常はなし。軽い炎症とみられ「良かったと言えば良かったです。1日も早く復帰したい」と話した。

 昨年8勝を挙げ、今季は真価の問われるシーズンだった。キャンプ中は2年目の釜田と開幕投手争いを宣言するなど、昨年果たせなかった開幕ローテーション入りを目指してきた。「まさかこの時期にこうなるとは思ってなかった」。星野監督からも高く期待され、順調に調整していただけに、辛島自身も予想外の離脱となった。

 現在、先発陣は左腕不足を強いられる状況だ。幸い軽症のため開幕には間に合わないが、4月上旬の復帰を目指す。この日Kスタ宮城で軽めの調整を行った辛島は「大丈夫です。頑張ります」と力強く話した。【斎藤庸裕】