<巨人0-7阪神>◇4日◇東京ドーム

 おれも10代だ。虎のリョーマが必勝方程式を任され、躍動した。藤浪の後を受けて7回からマウンドに上がった2年目右腕松田遼馬投手(19)が、またゼロを刻んだ。

 「リードした場面で初めてというわけではないですが、初めてのような状況だったので。ホームランの出やすい状況なので低め、低めを意識しました」

 先頭ボウカーに強烈な打球を一塁へ飛ばされたが、新井貴が体を張って止めてくれた。続く古城は自慢の速球で空振り三振。寺内に中前打こそ許したものの、最後は長野を投ゴロに打ち取った。

 7回に5点を奪ったため、登板時は6-0と点差が開いていた。中西投手コーチはたとえ1点差でも、2番手で登板させていたことを明かした。

 「(藤浪に)代打を出した時点で1点差だったけど、遼馬とブルペンには伝えた。点差が開いたからといって変わりもしないし」

 これで7月13日DeNA戦のプロ初登板から9試合連続、10イニング無失点。疲れの見え始めたリリーフ陣の救世主になりつつある。

 「いつでも腕を振ることを心がけています。初登板に比べたら、考える余裕もありましたし、ほどよい緊張感でした」

 たとえカウントを悪くしても、思い切り腕が振れる。爽快感抜群のリョーマのピッチングが猛虎逆襲の武器になる。【鈴木忠平】