左第5中手骨を亀裂骨折している日本ハム中田翔内野手(24)が、今日30日から2軍施設のある千葉・鎌ケ谷で本格的なリハビリを開始する。29日、札幌市内の病院で再検査後に新千歳空港から空路で移動した。経過は順調だが、27日に札幌ドームで運動再開したときと同様に、まずはランニングや体幹トレーニングが中心になる。「早く治して、下(2軍戦)で結果を残してから(1軍に)上がりたい」と話した。

 焦らず完治を目指す。患部の骨は、まだくっついていない。「根性で(スイングを)できるかもしれないけど、それでひどくなって手術とかになったら、またチームに迷惑がかかる」。日常生活で痛みは感じなくなったが、無理は禁物と承知している。「しっかり治して、それまでチームに頑張ってもらえれば。万全にしていきたい」。はやる気持ちを抑えながら、若き4番の復帰ロードが始まる。