セ高卒新人として江夏以来、46年ぶりの2桁勝利達成から一夜明け、阪神藤浪晋太郎投手(19)の表情は晴れやかだった。「メールをいただきました」。周囲から祝福を受け、中には憧れの先輩からのメールもあったことを明かした。

 「10勝おめでとう、というメールが来ました。試合が終わって、ストレッチをしているときでした」。送り主は広島前田健。グラウンドでも、会えば声をかけてくれる憧れの存在からの祝福に、自然と頬もゆるんだ。

 もちろん、藤浪にとって「通過点」であることに変わりはない。「目標をどこに置いているというわけではない。今シーズン、10勝で終わるようではいけない。残りの試合で、勝ちがつかないようではダメなんで」と、すでに前を向いている。次回先発は7日巨人戦(甲子園)の予定。8月4日の初対戦では東京ドームで6回6安打無失点に封じた。今度は聖地で再現する。