<楽天3-2日本ハム>◇6日◇Kスタ宮城
栗山ハムは、またも楽天田中に土を付けることはできなかった。4回までに幸先良く2点を先行したが、先発の大谷翔平投手(19)が5回に同点に追いつかれ、6回に2番手の矢貫が楽天松井に決勝弾を浴びた。1点差で惜敗し、11年9月から続く対田中の連敗は11に。2年目の栗山英樹監督(52)にとっても、9連敗となった。
攻略できそうで、できなかったジレンマが、栗山監督の表情を険しくさせた。監督初年度の昨季から、楽天田中を相手に0勝9敗。チームも11年から11連敗となり「これだけ何回も何回もやられて、申し訳ない限り」と指揮官は頭を下げた。
4回までに、アブレイユの先制ソロを含む5安打で2点をリードしたが、中盤を過ぎると、流れは一気に相手へ傾いた。「リードしてからの投球が素晴らしい。あそこからアクセルを踏めるのは、さすがだけど、そういう状態にさせてはいけなかった」。4回には二塁打で、一塁からホームを狙った小谷野が憤死。5回は西川がけん制死と、攻めきれないうちに、不安定だったマウンド上の敵は息を吹き返してしまった。
数々のマー君対策も、実らない。これまでにも、ヒット1本打てば“監督賞”を贈るなど、選手の士気を高めてきた。この日のミーティングで出された提案は「打席に立つ際、今までよりも少し投手よりに立ってみては」というもの。今季の田中は、すべての球種が決め球と言っていい。狙い球を絞ることができず、対策は困難を極めている。対抗策として、完全に曲がりきる前の変化球を捕らえようという試みだったが、攻略するには、あと一押し及ばなかった。
どうすれば、一矢報いることができるのか。まだ再戦の可能性は残されている。マー君の呪縛を解くために、反省と研究の日々は続く。【中島宙恵】



