ヤクルトのバレンティンが「生涯ヤクルト」の覚悟を口にした。10日、成田空港から自宅のある米国に母アストリットさんと出発した。今季はプロ野球新記録の60本塁打で3年連続の本塁打王を獲得。既に14年から3年総額750万ドル(約7億5000万円)の契約を結んでいるが「3年といわずヤクルトで野球人生を終えても良いという覚悟で来年も頑張る」と誓った。

 複数年契約に甘えるつもりはない。左アキレスけんを痛めているのもあり「来年に向けて心身を休めたい。1月ぐらいから始動したい」とオフは静養に努める。その上で「4年連続本塁打王をとれるようにしたい」と意欲を見せ、同じくこの日帰国した2冠のDeNAブランコの3冠王宣言には「負けないようにしたい」と力を込めた。

 11月17日に故郷キュラソー島でパレードが行われ、その後に表彰式などのため再来日の予定。「忘れることのできない1年だった。次の年も良い年にしたい」と笑顔で日本を出発した。