ロッテ愛を貫いた。今季海外FA権を取得したロッテ今江敏晃内野手(30)が9日、権利を行使せず残留することを表明した。千葉・鴨川市の秋季キャンプで「残ることに決めました。球団から必要と言っていただいてすごくうれしかった」と話した。今季は4番としてAクラス入りに貢献。2年契約で総額4億円程度を提示されたとみられ「できればずっと、ロッテのユニホームでプレーできるのが一番」と“生涯ロッテ宣言”も飛び出した。今後正式に契約更改交渉を行う。

 伊東監督は「来年も4番のつもり。このキャンプで4番の心得も伝えた。豪快に振って投手に怖さを与えてほしい。今年の倍くらい打てる力がある」と、今季10本だった本塁打を20本狙うよう注文をつけた。「来年は胴上げして監督を男にしたい」。誠意に結果で応えていく。【鎌田良美】