黄金ルーキーの1軍キャンプスタートが決まった。楽天星野仙一監督(66)が11月30日、ドラフト1位の松井裕樹投手(18=桐光学園)について「体の状態を見てからだけど、どこかが悪いという報告は受けていない。1軍の球場でやらせるよ。まあ、俺が見たいというのもある」と、来春2月の久米島キャンプで1軍に入れる方針を明かした。
これまで、球団の高卒ルーキーが1軍スタートしたのは、07年の田中1人しかいない。1年目の昨季、7勝を挙げた釜田も、昨秋ドラフト1位左腕の森も、2軍キャンプから始めている。星野監督自身、松井について「田中以来の金の卵だな。気になる存在であるのは確か」と認めた。「特別扱いはしない」としているが、練習メニューは配慮。1軍の中に入れても個別に組むことを選択肢に、徐々に鍛え上げていく。
そこで、具体的なプランとして“二刀流指令”を下した。といっても、日本ハム大谷のような投手と野手の二刀流じゃない。「しばらくは陸上部だ。野球部との二刀流だよ」とニヤリ。昨夏の甲子園を沸かした左腕を即戦力級と評価しているが、まずは徹底して走り込ませるつもりだ。
描く青写真がある。2年目を迎える森とともに、将来的には先発陣の柱となることを願っている。「漠然とした俺の考えだけどな。森と松井で数年後、左の2枚で競い合って欲しいんだ」。この日は、大阪市内のホテルで個人後援会「夢之会」のパーティーに出席した。会の名前の通り、チームの“夢”を語る口ぶりは楽しそうだった。【古川真弥】




