豪快、シンプルがギータ流?

 ソフトバンクは11月30日に九州各県8カ所でふれあい野球教室「ベースボールキッズin九州」を開催。各会場250人、合計で2000人の小学1~6年生の児童と現役選手が触れ合った。

 長崎会場では柳田悠岐外野手(25)が打撃を担当。「ボールをよく見る、バットをボールに当てる、ぶっ飛ばす」とフルスイングが身上の男は豪快に指導。子どもたちの前で見本を見せようとして空振りしても「空振りは2回してもいい」と笑い飛ばしていた。

 「小さいころはそれで十分」という柳田だが、実は1センチ単位のこだわりもある。今季から元阪神金本モデルのバットを右投手時は長さ85センチ、左投手時は86センチと長さを変えて使用していた。わずか1センチが左投手の逃げていく変化球を捉えた。対右の打率は2割9分1厘で対左は3割6厘。「来年も変えません」と二刀流を来季も続行する。フルスイング男の細かなプロのこだわりだ。