開幕投手コンビが、来季は徹底した包囲網で元女房役を押さえ込む。日本ハム斎藤佑樹投手(25)と武田勝投手(35)が11月30日、ソフトバンクへのFA移籍を表明した鶴岡へ、挑戦状をたたきつけた。この日、2人は札幌市内の体育館で行われたスポーツイベントに参加。12年開幕戦でバッテリーを組んだ斎藤は「プロとして、やるべきことをやって、全力で倒しに行きます」と目を光らせた。今季開幕投手を務めた武田勝は「これからは敵として戦う。他の捕手としっかり意思疎通を図っていきたい」と“封じ込み”に意欲を見せた。
「いなくなるのは残念」(斎藤)「いて当たり前の存在だったので信じられない」(武田勝)と、感傷に浸ったのは一瞬だった。投手にとって、これまで何百球と自分の球を受けてきた正捕手の移籍は脅威となるはずだが、今季、右肩痛の影響などでほとんど2軍暮らしだった斎藤は「1度切り離せている」と、以前の自分のイメージを逆手に取るチャンスと見ている。
「『打たないから、バントだけさせて』と言ってました」と鶴岡の“迷言”を明かした武田勝は「お互いに高め合って頑張っていきたい」と真剣勝負に思いをはせた。【中島宙恵】



