落合GMの「一番指令」を受け、中日の1番大島洋平外野手(28)からどでかい目標が飛び出した。1日、来季の目標をシーズン最多安打のプロ野球新記録215安打に定めた。愛知・安城市内でのトークショーに出演後「チームで一番じゃない。そのつもり。そこを目指しています」と10年阪神マートンが記録した214安打超えを宣言した。

 偉業への挑戦は、落合GMからの言葉がきっかけになった。11月7日の契約更改交渉の席で「何かで一番になってみろ」と指令を受けたという。具体的に首位打者、200安打を提示されたが、大島が自ら掲げたのはそれをも上回る壮大な数字。ターゲットは「一番指令」を超越するマートンの日本記録だ。

 12年に172安打を放ち、リーグ3位の打率3割1分の好成績を残している。同年32盗塁でタイトルを獲得した足を生かし、内野安打も稼ぐことができる左の1番打者。挑戦権はあるとみていい。10月に手術も受けた左肘痛で苦しみ、打撃を崩した今季の反省から「もう1回逆方向に打つことを意識する」とヒットゾーンを広げる構え。肘の痛みが消えたことで「今年は引っ張った打球が多かったけど、もう肘を伸ばして逆方向に打てる」と手応えもある。

 球団記録は02年福留(現阪神)の186安打。この数字も通過点に、大台の200安打から日本一へ-。落合GMからは同時に「球団の宝」という言葉ももらっている。選手会長にも就任した大島がプロ野球界の頂きを狙う。【八反誠】