来季こそ「倍返し」だ。今季未勝利に終わった日本ハム斎藤佑樹投手(25)が3日、札幌市内の球団事務所で、入団後初のダウン提示となる年俸2800万円(推定)で来季契約を更改。700万円減にも「当然のこと。納得している。やってやるぞという気持ちだし、見ていて下さい、という気持ち」と、真っすぐに前を向いた。

 苦しんだ分だけ、手応えをつかんだ。右肩痛から復帰するために、シーズンの大半を2軍でリハビリに明け暮れた今季、野球観が大きく変わった。「リハビリ期間はプロ選手として、あってはならないもの」と前置きした上で「投球フォームだけじゃない。体はこうやって動かすんだと勉強できた」と、プラス材料を挙げる。「今年1年があったからこそ、長く野球ができたという1年にしたい」。0勝1敗に終わった今季の借りは、必ず返すつもりだ。

 同じく再起を懸ける、仲間の存在が心強い。広島福井、西武大石の2人だ。3年前のドラフト会議でそれぞれの球団に1位指名された“早大トリオ”はプロ入り後、そろって伸び悩んでいる。年明けには一緒に自主トレを行う計画が進行中で「チャンスと時間があれば、やろうと思っています。3人とも思うような結果を出せていないので、再出発という意味でも」と意欲的。大学球界を席巻した仲間とともに、もう1度、飛躍へのスタートを切る。【中島宙恵】