楽天銀次内野手(25)が、今オフの契約更改でチーム最高アップ幅となる3800万円増をゲットした。4日、仙台市の球団事務所で交渉を行い、2200万円から年俸6000万円(推定)の大幅増で一発サイン。おなじみの「じぇじぇじぇ」で喜びを表現した。
NHKの朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台である岩手出身であることから、同番組のエンディングコーナーに登場したこともある。「じぇ」の数が、驚きや感動の大きさを示す。今季は「じぇ」がいくつあったかと問われると、「108個ですね」と笑った。理由は「適当です」とごまかしたが、野球小僧の銀次らしくボールの縫い目で言い表した。
今季は6月下旬から「3番・一塁」に定着し、チームトップの打率3割1分7厘をマーク。球団初の日本一に貢献した。最も印象深い「じぇ」については、巨人との日本シリーズ第5戦を挙げた。2-2の延長10回1死一、二塁。フルカウントで星野監督から出たサインはランエンドヒット。二塁走者は投手則本で、空振りすれば確実に三振ゲッツーになってしまう。それでも信頼されたことに、「監督は男だと思った。打てると確信した」と振り返った。期待通り中前へ決勝打を放ち、「一生忘れられない」と、野球人生の1ページに刻まれた。
来季の目標は「ことし取れなかった首位打者。チームとしてはもちろん2連覇、日本一です」と力強く宣言した。12月中旬のハワイ優勝旅行中も「体を動かします。ワイキキビーチ走ります」と、中心選手としての自覚十分だった。【斎藤庸裕】



