ライアン杯の開催だ!

 「ライアン」ことヤクルト小川泰弘投手(23)が7日、地元の愛知・田原市赤羽根町で野球教室&トークショーを行い、プロ野球選手を夢見る地元の野球少年に向け「ライアン杯」を行う考えを明かした。「田原市全体の意識とか野球のレベルが上がればうれしいです」と話しており、発足した「小川泰弘選手後援会」も市に猛プッシュ。早ければ来年オフにも実現する運びだ。優勝トロフィーは、独特の投球フォームをかたどったものにする案も浮上。「イチロー杯」に続く愛知県の名物大会となることが期待される。

 冠大会開催の現実味を帯びるほどの人気ぶりだ。プロ入り後、初めて地元で行われた野球教室には12チーム、250人が詰めかけた。2時間に及ぶトークショーでは小川のマークした16勝のうち14勝でマスクをかぶった中村と軽快なトークを披露。来季は同コンビで1勝するごとに、軟式球6ダースを寄付することも約束した。「子どもたちに『また来てね』と言われてうれしかった。これからも続けられることは続けていきたい」と充実の里帰りを振り返った。

 10日の契約更改交渉では、04年川島亮の4200万円(推定)を抜き、新人として球団史上最高額到達が確実視されており、こちらも注目だ。【和田美保】