阪神は19日、DeNAへFA移籍した久保康友投手(33)の人的補償に関する首脳会議を開いた。兵庫・西宮市内の球団事務所で約2時間、和田豊監督(51)や中村勝広GM(64)らが出席。プロテクト外のリストが16日に届き、現場とフロントが話し合う初めての場だった。和田監督は「今日でどうこうじゃないけど、意見を出し合って絞り込むというところまではね」と話した。

 球団は人的補償を求める方針で、先発を任せられる投手か将来性豊かな選手をターゲットにしている。中村GMは「現場の意向を聞いて若干名に絞り込みました。方向性は同じだった。将来の戦力を考えてということもあるので」と有望若手の名前が挙がった模様だ。回答期限は久保の移籍が公示された3日から40日以内。来年1月上旬まで猶予はあるが、同GMは「週末も挟んでになるけど、それがベター。その方向で」と年内に決着する見込みだ。