2年連続の開幕投手に指名されている西武岸孝之投手(29)が15日、自主トレ先の米ハワイから帰国した。現地では連日約6時間、みっちりメニューをこなし「投げることと、走ることをまんべんなくやってきた。特別なことはやってない。いつも通りです」と順調に調整が進んでいることを強調。同行した、牧田、十亀、田中、菊池、佐藤らとともに充実した表情で成田空港に降り立った。

 2日のトークショーで伊原監督から早くも開幕投手と明言された。だが本人は「まだ、監督に会ってもないし、話もしていない。候補は僕以外にもいる」と浮足だった様子はない。むしろ「(開幕は)まだまだ先のことだから意識しないでやりたい」と、キャンプも傾斜を使ったキャッチボールからじっくり仕上げていく。昨季の開幕戦は本拠地で日本ハムに敗戦。今季は王者・楽天との対戦が待ち受ける。「それも、まだまだ先のこと」と最後まで落ち着き払っていた。