ソフトバンクのドラフト4位上林誠知内野手(18=仙台育英)が、同世代ライバル左腕との“前哨戦”を制した。15日、福岡・西戸崎での新人合同自主トレで、シャトルラン(20メートルの往復持久走)に挑戦。チーム新人トップの126本(2520メートル)を記録し、楽天ドラフト1位の松井裕樹投手(18=桐光学園)の122本を上回った。

 「松井の本数はニュースで知っていた。(計測)タイプが違ったし、普通のシャトルランならもっといけた。先に終わった先輩を待たすのも悪いと思ったので途中でやめました。アイツには負けないでしょ。腹、出てますしね」

 測定は走り続ける楽天のものとは違い、1往復ごとに数秒間のインターバルが入る。ただテンポの上がりは速い。方式が異なるが、高2夏の練習試合で4打数3三振と抑え込まれた借りを少しは返した。新人による同様の計測は2年前から開始。上林の記録は歴代最高となった。