西武は22日、2年目の相内誠投手(19)が未成年ながら飲酒喫煙していた事実があったため、6カ月の対外試合禁止の処分を下したことを発表した。所沢市内の球団事務所で飯田則昭球団専務が会見した。

 発覚の発端は外部からの指摘だった。14日に公式ホームページに、相内が都内で飲酒しているとの投書があった。球団が相内に確認したところ指摘の事実を認め、さらに昨年11、12月にも都内で飲酒をしていたこと、同時に喫煙もしていたと明かしたという。入団前に無免許運転で警察に摘発された経緯もあり、球団はこの日、22日付の処分を通告した。試合出場の制限のほか、夜間の外出禁止や、ユニホーム着用禁止なども検討する。2月1日からの春季キャンプは、B班(2軍)に帯同する。

 同専務は相内のコメントとして「このようなことを起こして大変申し訳なく思っております。自分は、いろんな経緯があって入団したわけですけれども、ここまで応援をしていただいたファンの方々に誠に申し訳なく思っております。今後このようなことをしないと誓います」と代弁。また同専務は、そもそも禁酒の寮で管理監督しておきながら、飲酒の実態を把握していなかったことを「我々の監督不行き届き」と反省。自身も含めての処分を、今後検討すると話した。

 相内は昨季、2軍公式戦6試合に登板し0勝3敗、防御率6・30だった。オフにはオーストラリアでのウインターリーグに派遣され、登録名も今季から「誠」に心機一転変更した。今季の飛躍が期待されていた。