中日谷繁元信監督(43)が兼任デビューで絶好調をアピールした。21日のシート打撃に打って守って選手の動きも見守った。実戦形式では監督就任後初の攻守同時出場。バットでは、いきなり岩瀬のスライダーをとらえて左中間を破る二塁打を放つと、パヤノからは中前打と右前適時打。兼任初猛打賞もマークした。自らナインに手本を示し、「順調に調整できているということじゃないですか」。前回11日シート打撃と合わせ、打ちまくりの6打数5安打だ。

 岩瀬と川上相手に1イニングずつ初の実戦マスクもかぶった。ともに1回を無安打に抑える好リード。「守ろうと思えばもう全然大丈夫」。43歳が兼任でも健在ぶりを示した。

 今日22日のオリックス戦(北谷)でオープン戦初采配。選手での出場は3月1日からのDeNA2連戦(ナゴヤドーム)になる見込みだが、ナインに熱く呼びかけた。「これからは自分プラス、相手との戦いになる。この1カ月でちゃんとしたものを出さないとシーズンで結果は出ない」。内容重視で開幕メンバーを見極め、臨戦態勢を整える。