<オープン戦:DeNA3-3ソフトバンク>◇9日◇横浜

 7回に登板したソフトバンク江尻慎太郎投手(36)が1回1安打無失点でしのぎ、オープン戦では異例のガッツポーズだ。古巣相手で「特別な思い。2、3日前から緊張した」と、シーズン中の自分を想定してあえて気持ちを入れ込んだ。2死二塁で山崎を追い込んでから3球ファウルの後、「あそこで攻撃を切りたかった」とカーブで空振りに仕留めて拳を握った。「中継ぎはいい競争をしている。1人が崩れるとだらだらなりかねない。引っ張っていきたい」と気合をみなぎらせていた。