<オープン戦:ヤクルト1-5ロッテ>◇23日◇神宮
オープン戦にして、神宮球場に厳しい声が飛んだ。ヤクルトは敗れ、1勝11敗1分けの最下位でオープン戦を終了。引き揚げる小川淳司監督(56)には、スタンドから「頑張ってくれよ!」との叫びが起きた。好機は作るもののあと1本が出ず、引き分けを挟み6連敗となった。試合前には「1本打てずに『またか』ってなるのが怖い。それはなくしたい」と話していたが「最後までそういう状態で来てしまった」と、最悪の状況に陥ってしまった。
悪いものが全部出た。同点の9回、守護神バーネットが無死満塁から角中に満塁弾を食らった。最下位に終わった昨季のように、打てない、抑えられないで、65年以降で23年ぶりのオープン戦勝率1割未満となる8分3厘。競争と成長を促すべく若手を積極起用してきたが、思うような成長度も見られなかった。
もう開き直るしかない。小川監督は「悔しいけど、オープン戦はオープン戦と考えないと、開幕に向けてやってられない」と言い聞かせるように語った。試合後には、首脳陣を集めて「今までは選手に気も使ってきたが今年は厳しくいく。勝つために最善の方法を取りたい」と宣言した。「公式戦は別ものだと思って、割り切ってやるしかない」と話した表情は、最後まで険しいままだった。【浜本卓也】




