<オープン戦:オリックス3-1阪神>◇23日◇京セラドーム大阪
開幕3番でビシッといく!!
背中痛のため本隊を離脱していた阪神西岡剛内野手(29)が「戦闘モード」に入った。オープン戦最終戦のオリックス戦(京セラドーム大阪)で実戦復帰。1回に右前打、6回には左翼線二塁打。関東遠征中の18日に首の異変を訴えて帰阪。5試合ぶりの実戦で不安を一掃した。この日も3番に入り、開幕3番が決定的だ。
プレーボール早々に周囲の懸念を吹き飛ばした。西岡は、やはり西岡だ。1回2死走者なしで打席へ。ディクソンの内角球にも振り負けなかった。詰まりながらもライナーで右前へ。復帰戦初打席で、いきなり結果を残した。
先頭だった6回は外角に落ちるスライダーを巧みにさばいて左翼線へ。堂々の二塁打で開幕へのリハーサル完了。「(2安打は)関係ない。ケガしても、開幕に合わせると首脳陣に言ってきた。前も言ったけど、開幕にビシッといく!」と腹をくくった。
アクシデントが続いても動揺しない。2月は右肘を痛めて離脱。3月には関東遠征中の18日に首が回らない症状が出て帰阪していた。16日西武戦以来、5試合ぶりの実戦でもブランクを感じさせない。和田監督も「打撃は何日か空いたけど、内容も良かったし、間に合うでしょう。西岡が入ると流れが出てくる。打つだけじゃなく、つなぐ打撃も考えてやってくれる」とひと安心だ。
鳥谷がいないオープン戦最終戦も3番に入り、開幕3番が確実だ。この日、真骨頂を見せたのは同点の3回。先頭大和が一塁に出塁して打席へ。足を絡めた攻撃ができる流れで、じっくり球を見極める。カウント2-2からの5球目ボールを見送り、大和が二盗成功。その直後、渋く二塁前にゴロを転がし、大和は三塁に進んだ。わずか2球で走者は一塁から三塁へ。つなぎに徹した西岡の姿勢が光った。
「無死二塁で4、5番につないで、とにかく1点を取りにいかないといけないから。進塁打はチームとして(得点)確率が高い。その打席が一番の収穫です」
出塁能力の高さ、打線をつなげる器用さ、走者をかえす勝負強さ。「3拍子」そろった新3番が打線の核になる。開幕までは通常練習で牙を研ぐ。「ルーキーじゃない。日本の野球の開幕は何回も経験してきている。自分の体も分かっている」。闘志はふつふつとわき上がる。ファイターはビシッと巨人に挑戦状をたたきつける。【酒井俊作】<西岡の背中痛経過>
◆18日
背中の張りによる痛みで首が回らない状態となり、同日の練習試合ヤクルト戦(神宮)を欠場。
◆19日
病院で検査を受け、軽症と診断された。
◆20日
鳴尾浜の室内練習場で、トレーニングを再開。
◆21日
ティー打撃を見た和田監督が「普通に振れていた。あまり無理させたくない」。
◆22日
1軍に合流しオリックス戦(京セラドーム大阪)前の練習に参加。



