<イースタン・リーグ:日本ハム7-8ロッテ>◇25日◇鎌ケ谷

 開幕に向けて最後の調整登板も、ロッテ涌井秀章投手(27)の思うような結果にはならなかった。先発したものの4回を9安打7失点(自責は1)。伊東監督から「ノーヒットに抑えてこい。145キロ出せ」と指令を受けていたが、こたえられなかった。「そう言われたけど結果9安打なんでね…」と声は小さくなった。

 結果は最悪だったかもしれないが、収穫もあった。捕手の金沢と話し合い、この日はシュートとチェンジアップを封印した。シュート回転のボールを投げないことで直球の質を高めようとした。最速は144キロ。伊東監督の及第点とするレベルまであとわずかに迫った。「しっかり投げられた時のフワフワ感がなくなって来ている」。あと1週間で、それを確固たるものにしたい。

 必要なのは闘争心か。視察した川崎投手コーチは「いろんなことを考えすぎている印象。ここからは、とにかく相手を倒すことを考えてやってほしい」と言った。涌井自身も「あとは気持ちが高ぶれば自然と球が良くなる。相手も相手なんでね」と、シーズン初戦、古巣西武への対抗心を利用して自分を高めたい考えを口にした。【竹内智信】