<ウエスタン・リーグ:中日2-3阪神>◇25日◇ナゴヤ

 阪神藤浪晋太郎投手(19)が“今季初白星”で、2年目の14年シーズンへと準備を整えた。7回3安打10奪三振で2失点(自責点は1)。直近2試合の実戦で計10失点していた右腕が、開幕前ラストゲームでしっかり調整。自身の登板初戦(4月1日)でぶつかる中日との前哨戦で勝利投手締めだ。

 藤浪が前哨戦に投げ勝った。仮想「4・1中日戦」に、これ以上ない仕上げの舞台。相手投手も投げ合うことが有力な山井だ。7回を3安打10奪三振。2年目の今季、初めて白星もゲットした。

 藤浪

 変化球も多く投げられた。バラバラではなく、ある程度まとまって投げることができていたと思います。

 多くの課題をクリアした。最終リハーサルで多く取り入れたのは、変化球。山口投手コーチは「左(打者)のインコースへの決め球、カットとか変化球の確率を上げることを課題にしていた」と説明。5回、古本にバックスクリーンへソロ本塁打を打たれたが、苦手とする左打者の安打は2本だけ。課題を克服してきた。さらに、2回に中飛に仕留めた直球の球速は、自己最速タイの156キロを計測。剛腕のエンジンがかかってきた。

 8日の日本ハム戦、18日ヤクルト戦とここまで2試合連続で5失点。「体の開きを抑えるように、軸から腕が離れないように」。この1週間でしっかり修正してきた。踏み出す左足のインステップも改善。インステップするためプレートの一塁側を踏んでいたが、この日は三塁側に変更。新たな試みにも「いい面と悪い面がある。しっかり投げきれば甘いところにはいかない」と手応えを感じていた。

 さあ、開幕までの実戦登板はすべて終わった。調子も尻上がりに白星フィニッシュ。あとは2年目のシーズンも勝利を呼ぶ快投をするだけだ。

 藤浪

 チームとして優勝できるように、自分も柱として、ローテを守れるように頑張りたい。あと1週間しっかり調整していきたい。

 先発ローテの柱になるため、19歳右腕は意気込んだ。【宮崎えり子】