背中の張りで離脱していた阪神鳥谷敬内野手(32)が、開幕OKだ。前日24日に和田監督が開幕戦出場への合流リミットとしていた、25日の全体練習(京セラドーム大阪)に合流。フルメニューを消化し、開幕戦出場に支障ないことを示した。
21日からオリックスとのオープン戦3試合を欠場した。主将が開幕戦不在となれば大きな戦力ダウンは間違いなかったが、その不安を吹き飛ばすには十分な2時間だった。全体のシートノック後、ショートの守備につき、高代内野守備走塁コーチのノックを、自らの打撃順番が回ってくるまで黙々と受け続けた。フリー打撃では49スイングし、最後の一振りを右越えで締めた。復帰1日目とは思えない姿に、和田監督は「強さがある。しっかり振れている。大丈夫」とうなずいた。周囲の安堵(あんど)もお構いなしに、鳥谷は「大丈夫です」とだけ話し、いつもと変わらずクールにグラウンドを去った。
和田監督は3月28日の開幕で鳥谷に1番を任す構想を固めている。チームの浮き沈みを担うリードオフマン。予定通りの試合数はこなせなかったが、ケガさえ問題なければ、これまでの経験が支えてくれるだろう。シートノックでは二塁ベース上から本塁へ矢のような返球を披露。サード新井良から「背中で語ってる~!」と声が飛ぶほど動きは良かった。鳥谷がいれば、全体が引き締まる。オープン戦3勝のチームに、いなくてはならないキャプテンが帰ってきた。【松本航】



