巨人阿部慎之助捕手(35)が27日、ゆるキャラ宣言をした。開幕前の決意表明で「どんな状況になっても、下を向かない。チームが変な状況になっても、ヘラヘラしているかもしれない。そういうリーダーでいようと思う」と真顔で言い、最後に「だから、今年はヘラヘラしていても、メディアの皆さんは、僕のことをたたかないで下さい」と、満面の慎之助スマイルでお願いした。

 年々増していく存在の大きさを、よく理解していた。昨年の日本シリーズで絶不調に陥った。重い空気を漂わせ復調に精を出すも、楽天にあと1勝、届かなかった。若手を叱咤(しった)すれば、どんどん萎縮してしまうようになった。「今いるメンバーで、最後に喜べるように。開幕がすべてじゃないけど、長いシーズン、しっかり考えて」と、35歳シーズンの基本方針に「スマイル」を採用した背景を披露した。

 3月中旬に発症した首痛も回復した。「5番捕手」のスタメン出場が確実で「いいところを引き出して、菅野らしいピッチングをさせてあげたい」と大役の24歳を思いやった。チームの太陽になって、山あり谷ありの1年を明るく照らす。【宮下敬至】