断然最下位の下馬評を覆すべく、ヤクルト小川淳司監督(56)が口癖の「でも」禁止を自らに課した。27日、神宮室内での囲み会見で「バーネットが抑えですか」と聞かれると「そうでしょうね。でも…不安を言ったらきりがない」と答えた。「『でも』って言ってしまった。罰金だな」と苦笑いすると、「信頼して送り出す」と力強く言い直した。
今春キャンプで、知人の心理学者から「マイナスの言葉を言うと全体もそういう方向に行きます」と助言された。小川監督は常に最悪の場面を想定する傾向があり、肯定的な出来事も否定してしまう。18日の阪神との練習試合では、3番バレンティンの新打線が2ケタ得点も「でも、いつもこうはいかないよ」と不安げに言った。
昨季に続き、オープン戦も1勝の最下位で開幕を迎える。確かな手応えがつかめない状況で、もっと後ろ向きになると致命傷。だからこそ「オレがマイナスな言葉を言うと、そういう空気になる。言わないようにする」とNGワードに設定。「いいシーズンにしたい。とにかく勝つこと。精神的な準備もして開幕に入っていけるように」と、前向きな言葉で締めた。【浜本卓也】




