「開幕エースキラー」の本領を発揮する。日本ハム大谷翔平投手(19)が27日、札幌ドームでの全体練習を終え、今日28日のオリックスとの開幕戦(札幌ドーム)へ向けて、意気込みを語った。ルーキーだった昨季の開幕戦は西武岸から2安打1打点、本拠地開幕戦もソフトバンク摂津を打っている。オリックスのエース金子とも5打数3安打の好相性で、主役になれる条件はそろった。
大谷はスタメン出場が見込まれる開幕戦前日に、ブルペンで約70球を投げ込んだ。投打「二刀流」をこなす、大谷にしかあり得ない環境。それでもこれが自然体だった。「(野手としてや)投手としてとかじゃなく、1試合1試合に貢献できるようにしていきたいです。いよいよ始まる。楽しみですね」。高卒新人で2安打1打点の鮮烈デビューから1年。ローテ入りした今年も、まずはバットで衝撃を与える。
舞台は整った。昨季は西武岸から2安打した開幕戦だけでなく、本拠地開幕戦でも、ソフトバンク摂津から左中間を破る二塁打を放った。オリックス金子とも通算5打数3安打1本塁打。「開幕」と「エース級」には、めっぽう強い。「去年は完全にたまたま。打ち崩した感じじゃない」と控えめだが、勝負強さはデータが物語っている。
攻略法はいたってシンプル。速球は力強く、変化球も多彩。「絞って打てるという球はこない」。ならばどうするか。1打席に1球あるかないかの「投げミス」を、必打するのみ。「しっかりと1球で決められる準備をしたい」。技術の高いバットコントロールとミートのうまさで対応する。
3番に入り、4番中田と「平成のON」が並ぶことが濃厚だ。8番を打った昨季開幕戦とは立場が違う。「まずチャンスをつくらないと点が取れない。チャンスをつくりたいと思う」と、主砲へとつなげるためにチャンスメークに徹する。2人の活躍が、チームに勝利を、優勝を近づける。【本間翼】



