2年目の森脇浩司監督(53)オリックスは波乱の開幕?
27日、エステバン・ヘルマン内野手(36)が札幌ドームでの練習を風邪のため2日続けて休み、病院で検査を受けた。開幕戦には強行出場の構えだが、もし不在なら、今季のチーム盗塁数を「144個」に置く指揮官にとって、不動の1番打者がいきなり欠けるピンチとなる。
北の大地で想定外の事態が待っていた。契約最終年となる森脇監督の2年目。オリックス本社創設50周年の節目で優勝が至上命令とされるシーズンの開幕前日に不動の1番打者がいなかった。西武から移籍したヘルマンが、風邪のため2日連続で練習を欠席した。
指揮官は「開幕戦の出場は問題ない。宿舎で体を動かしているし、現時点ではまったく心配していない」と説明。大事を取ったことを強調した。だが、開幕直前に2日連続練習欠席は異例で、体調が悪化した場合は開幕戦欠場もありうる。
この日、森脇監督はチームが目標とする数字として「盗塁」と「ダブルプレー」を試合数の144個以上とることを挙げた。特に盗塁は「先の塁への意欲を高めることは大事だし、常に相手に圧力をかける材料になる」と重視している。
昨季は84個だったチーム盗塁数を倍増させるために、2年連続40盗塁の実績をもつヘルマンはキーマンだ。先頭で出塁して相手にプレッシャーをかけ、中軸で返す得点パターンを確立できれば、課題の得点力不足が解消できる。その男がもし開幕戦から不在となれば、打線の大幅組み替えも必要になる。森脇監督は「もし抜けるなら大きいが、そのときのためにベンチの選手がいる。彼らがいいものを出せばいい。全員で戦うし動揺はない」と言い切った。不測の事態にも覚悟を決めて、勝負の2年目に挑む。【高垣誠】



