<ソフトバンク6-3広島>◇20日◇ヤフオクドーム

 ソフトバンク打線が40イニングぶりの適時打で完全に目覚めた。2回2死。三塁打の松田に続く柳田悠岐外野手(25)が「打てる球が来たら打とう」と左前へ先制適時打を運んだ。ここから打線は内川がソロ&犠飛で加点。6回には長谷川のソロから4連打などで3得点と息を吹き返した。

 柳田は2年ぶり2度目の1試合4安打。「あまり調子は良くないけれど、気持ちの面で安定しています」。2本は足を生かした内野安打で、前日から6打席連続安打だ。打撃とともに光ったのは3盗塁。「9番が投手なので、二塁に行って細川さんの1本でかえるのが(得点する)確率が高いかなと。どんどん走ろうと」と持ち味を出した。

 自分で「今日一番のプレー」と評したのは広島キラの“本塁打”を巡るビデオ判定のアピール。最も近い位置にいた「ラバーにボンと当たる音がして跳ね返った」と確信があった。秋山監督も「柳田が騒いでいたからね」とほめていた。