<イースタン・リーグ:西武7-6楽天>◇24日◇西武第2

 「ドラ1対決」に敗れても手応えをつかんだ。楽天松井裕樹投手(18)がイースタン西武戦に3番手で登板した。6回2死一、二塁で打席には西武のドラフト1位森。昨年高校日本代表でバッテリーを組んだ仲間との対戦に制球が少し甘くなった。カウント0-1からの2球目、内角低めの直球を右翼線にはじき返された。同点となる適時二塁打に「むこうの方が上でした。いい打者です」と悔しそうに話した。2回を投げ、3安打3奪三振1死球1失点で収穫があった。セットポジションでの球威だ。1軍ではフォームが安定しなかったが酒井2軍チーフ投手コーチは「クイックでボールが来るようになった」と評価。リリースポイントも安定し、松井裕は「遠目から見てもうまくなっているのでは」と胸を張った。次回登板は27日のDeNA戦(横須賀)を予定。「上がるために必要なこととか、ここにいる意味を考えてしっかりやらないと」と1軍昇格へ、着々と成長している。