超人復活でヤクルトと打ち合いだ。顔面自打球で下唇を3針縫ったオリックス糸井嘉男外野手(32)が今日3日ヤクルト戦で戦列復帰する見込みとなった。1日巨人戦の途中交代から一夜明け、超人と呼ばれるタフな選手らしい回復力を見せた。球団関係者は「1週間後に抜糸する予定で、化膿(かのう)止めを飲みながらになるが野球には支障がない」との判断を示した。緊急事態が起きなければ先発メンバーに名を連ねる見込みだ。

 今日からのヤクルト戦は最強と最高の対決だ。12球団最強2割9分1厘のヤクルト打線を12球団最高の防御率2・30のオリックス投手陣が迎え撃つ。首位打者の復帰は投手陣にとって朗報。4日に先発する西は開幕連勝が8で止まり、仕切り直し。「(負けた)中日戦も内容はよかった。チームの連敗が続いていたら止める投球をしなければと思います」と進撃再開を誓った。