最下位脱出へのテコ入れが行われた。楽天が17日、コーチの配置転換を発表。米村理1軍外野守備走塁コーチ(55)が2軍野手コーチに、礒部公一2軍外野守備走塁コーチ(40)が1軍外野守備走塁コーチとなった。ここまで61試合で外野守備失策は6。パ・リーグでは西武の7に次いで、2番目に多い。守備の乱れから敗戦につながる試合もあり、河野チーム統括本部管理部部長は「外野守備の強化に尽きる」と説明した。

 停滞する空気を変える意味合いもある。14日には平石1軍打撃コーチが走塁コーチ兼任となったばかり。米村、鈴木両コーチを含め3人が走塁担当を務めたが巨人に連敗。借金は今季最多の13に膨れ上がった。そのため「米村コーチは雰囲気を変えられる元気があった。しかし(14日の巨人戦から)2試合を見て雰囲気が変わらなかったため、こういう配置になった」(河野管理部長)と配置転換から現状打破につなげたい狙いがある。礒部コーチは17日の練習からチームに合流。今日18日の広島戦(マツダ)から一塁コーチとなる予定だ。「積極的に次の塁を狙うようにする。普通のプレーを普通にやるのが大事」と意気込んだ。