雨も監督の責任!?

 DeNA中畑清監督(60)から“雨男”発言が飛び出した。24日の日本ハム戦(横浜)が雨で流れ、同戦は3試合連続の雨天中止。これで27日からの広島戦を含め、5連戦が確定した。タイトな日程でリーグ戦再開を迎えるが、これも監督の責任?

 にして、1戦必勝で乗り切っていく。

 12球団最多となる今季7試合目の雨天中止。しかも日本ハム戦は6、7日に続き、振り替え試合まで雨で流れた。中畑監督もさすがにやけっぱち?

 で「雨男は誰だ?

 俺にしとけ!」と、声を張り上げた。

 常に「試合の責任は俺にある」と言ってきたが、ついに天気の責任まで背負った。これで休日なしで27日からのリーグ戦再開を迎えることが決定。しかも日本ハム、広島との5連戦後は、金沢、富山と移動しての中日戦が控える。中止決定前には「(選手の体調面が)きつくなるな」と心配していただけに、思わず飛び出した“雨男”宣言だったのかもしれない。

 雨に泣かされ日程がタイトになっても、1戦1戦、戦っていくしかない。チームは最下位ながら3連勝中で、3位阪神とは4・5ゲーム差。虎のしっぽがおぼろげながら見えてきた。それでも「そんな遠くは見てないよ。おこがましい」。目標は「手の届くところにあるぞ」と、0・5差の5位ヤクルトに定めた。この日の中止で先発ローテは、広島3連戦は井納、モスコーソ、国吉、続く中日戦は山口、久保に固まった。中畑監督は「試合をやるならいい条件の方がいい。ファンのためにもな」と切り替えた。アメ男はウサギではなく、1歩ずつのカメ男となって、頂上を目指す。【佐竹実】