<広島5-5DeNA>◇14日◇マツダスタジアム

 広島が土壇場で3度粘り、貴重な引き分けをもぎ取った。まずは2点を追う7回、1番天谷の左中間2点三塁打で同点。9回2死一、二塁から2番菊池の中前適時打で再び同点。延長12回は、またも菊池の右前2点打で追いついた。ただ、4番ブラッド・エルドレッがすべて得点圏に走者を背負った場面で6三振するなど7打数無安打の大ブレーキ。それでも野村監督は「よく粘った。キクも丸も成長している」と評価した。

 ▼エルドレッドが1、3、6、9、11、12回に三振を喫した。1試合の最多三振記録は11年館山(ヤクルト)まで過去13人が記録した5三振。エルドレッドは延長イニングで2三振を喫しているために参考記録扱いとなるが、延長戦を含めても1試合で6三振したのはエルドレッドが初めてになる。なお、大リーグでも延長戦の6三振は最多で、過去8人が記録している。