ロッテの新外国人、キューバの強打者アルフレッド・デスパイネ外野手(28)が24日、公称より9キロ重い104キロで来日した。身長175センチで、95キロとされていたが「100キロから104キロがベスト。最近5、6年はそれを維持している」と、そもそも公称の95キロが間違いだったことを明かした。

 練習不足による肥満ではない。日本から声がかかることを信じて、ずっと練習に励んでいた。胸囲113センチ。腕の太さ42センチに太ももは68センチ。体脂肪率18%の体は見た目よりも筋肉質で、山室球団社長も「デブではないんだよ」と、背番号49の新助っ人に期待をにじませた。

 今日25日、西武ドームでの試合前練習に参加。伊東監督が状態を確認した上で、今後のスケジュールを組むが、最短なら26日から出場するつもりでいる。日本の野球はビデオや雑誌で研究してきた。来日してすぐ、セペダやグリエルと夕食をともにするなど、情報収集に抜かりはない。

 QVCマリンの球場見学では、当てたら100万円がもらえる左中間の「みずほ銀行」の看板も確認。涼しい顔で「たぶん当てられると思う」と言う姿が頼もしかった。【竹内智信】