逆転優勝へ向けて好位置につける阪神が9月にダブルヘッダーを行う可能性が出てきた。セ・リーグは20日、21試合の追加日程を発表した。9月2日からのDeNA3連戦(甲子園)次第では、同30日がダブルヘッダーになる可能性がある。甲子園でのダブルヘッダーとなれば、89年の大洋(現DeNA)戦以来、25年ぶりとなる。

 また、今後の試合消化次第では、9月23日のDeNA戦(横浜)から14連戦の可能性も出てきた。南球団社長は「極力、全日程の消化をいとわずにやりましょうということ。9月の日程に入っているのが流れたら大変。天気次第、神頼みですね」と話した。10月11日からはCSファーストステージが始まる。セ・リーグは打ち切りも視野に入れての日程調整の中、猛虎もペナントレース最終局面で超過密日程となる可能性が浮上した。

 ▼今回ダブルヘッダーが実施されれば、98年10月10日、横浜-中日(横浜)以来16年ぶり。阪神直近のダブルヘッダーは93年10月10日の広島戦(広島)。甲子園では89年10月15日大洋戦。阪神は89年に10月10日中日戦(ナゴヤ)と15日大洋戦(甲子園)と6日間で2度消化している。