<オリックス8-0ロッテ>◇26日◇京セラドーム大阪

 オリックスが無敵の継投で、首位ソフトバンクとの差を2・5に詰めた。先発の松葉貴大投手(24)が6回、1死一、二塁のピンチを残して降板。比嘉がショート安達の好守にも助けられて切り抜けると、海田-マエストリとつないで完封リレー。7回終了時でリードなら55連勝の盤石の継投を見せ、森脇浩司監督(54)も「松葉は気持ちがボールに乗り移っていたし、6回は比嘉がよく抑えた。それが追加点につながったね」と相互作用を認めた。

 松葉は7月29日西武戦以来の7勝目。5月11日日本ハム戦から登板13試合負けはなかったが、白星も約1カ月ぶりだった。エース金子の助言もあり、交流戦中から左打者の内角、右打者の外角への制球力を高める目的で、プレートの三塁側に立つようにした。さらにこの日は左足のかかとが出るくらい、立ち位置をより三塁側にずらした。そんな工夫に「テンポよく投げて打線に流れを持ってこられるようにしました」と注意を払い、チームの連敗を2で止めた。【堀まどか】