オリックスが、必勝ローテで首位奪取を狙う。1・5ゲーム差で迎えるソフトバンクとの首位攻防3連戦は、今日2日の初戦から順に松葉貴大投手(24)、金子千尋投手(30)、西勇輝投手(23)の合計31勝トリオで臨むことが確実だ。

 1日、3人はヤフオクドームで練習。初戦を任された2年目左腕松葉が燃える。5月に1度対戦。6回途中2失点で勝ち投手になって以来の対決。「早く緊迫した試合に投げたいと思っていたので、やっと巡ってきてすごく楽しみです」と登板を待ちわびる。

 ともにリーグトップの12勝を挙げる金子、西は中5日での登板となる。2戦目に先発見込みの金子は、2週連続の中5日だ。練習後は無言でバスに乗り込んだ右腕は、摂津とのエース対決が見込まれる。3戦目は西の番だ。プロ入り以来、シーズン終盤に首位争いで投げるのは初。「そりゃあうれしいです。力も入りますし、首位攻防戦でやっつけないと差が縮まらないですから」と目を輝かせた。

 「うちは挑戦者だから、失敗をこわがらないでぶつかってほしい」と森脇監督。7月25日以来の首位を、チーム一丸で取りにいく。

 ▼オリックスは現在、ソフトバンクを1・5ゲーム差で追う2位だが、今回の直接対決で3連勝すると、最短5日に優勝マジック点灯の可能性がある。ソフトバンク戦に○○○を条件に、5日の日本ハム戦で○、同日ソフトバンクが西武に●でマジック21が出る。ただし、オリックスが2日から●●●の場合は、ソフトバンクに最短6日の優勝マジック点灯の可能性がある。オリックスが2日から3連敗後、5日からの日本ハム戦で●●、ソフトバンクが同日からの西武戦で○○のとき、ソフトバンクにマジック15が点灯する。