<日本ハム4-7楽天>◇2日◇札幌ドーム
日本ハム稲葉篤紀内野手(42)が2日、今季限りでの現役引退を表明した。楽天戦の開始前の札幌ドームで会見に臨み、20年目の今季で野球人生に終止符を打つことを明かした。体力的な衰えが、一線を退く決め手になったと説明した。
-両親への報告は
「正直、今年やめるわ」という話を父親にして、父親も「よく20年もやった」という話もしてもらいました。いろんな思うことはありますけど、親には感謝しています。
-ヤクルトでの思い出
野村監督に野球をゼロから教えていただいた。20年もやれたのは野村監督のおかげ。大きなケガ、手術もしましたけれど、ヤクルト球団にも成長させていただいた。感謝しています。
-日本ハムでの思い出
やはり06年の日本一になった時。05年に入った時は5位。すごい責任を感じた。日本一になれたことは少しでも恩返しできたのかなという思いで、ホッとした部分もあった。
-国際舞台での思い出
(北京)五輪予選で台湾で韓国と戦った。絶対に勝たなくてはいけない試合を勝って星野監督と喜んだ。これが、僕の中で稲葉篤紀というものをステップアップさせてくれた場所だと思っています。
-自分の後継者は誰か
中田翔には先頭を切ってやってもらいたいなという気持ちはありますね。
-思い出の安打は
やはりプロに入って1本目。プロ初打席初本塁打。投手は中京の先輩の紀藤さん。捕手は(法政)大学の先輩の瀬戸さん。先輩バッテリーから打てた。
-プロ野球人生で誇りに思うことは
僕は全部の監督を胴上げできた。それだけは自慢できるかなと思います。