52歳で急死した元南海の香川伸行さんの通夜が29日、福岡県朝倉市のいすや斎場頓田会館で営まれた。野球関係者をはじめ約600人が参列。会場の入り口には、浪商(現大体大浪商)、南海時代のユニホームや「ドカベン」と書かれたミットやグラブ、パネルなどが置かれ、参列者が懐かしそうに見入っていた。葬儀・告別式は30日午前11時から同所で。

 南海時代からチームメートだったソフトバンクの小川史ヘッドコーチ、藤本博史打撃コーチ、加藤伸一投手コーチら、球団関係者も参列。藤本コーチは祭壇に向かって「心で僕らを応援してくださいと言った」と話し、加藤コーチも「野球で結果を出して香川さんにいい報告をしたい」とリーグ優勝への決意を新たにしていた。また母校でもある大体大浪商OBを中心に大阪で、しのぶ会実施も検討されている。