オリックスは16日、ヤクルトを今季限りで退団した佐藤真一打撃コーチ(49)と前田大輔バッテリーコーチ(35)の就任を発表した。佐藤コーチはヤクルトで打撃コーチやヘッドコーチなどを歴任。瀬戸山球団本部長は「バランスの取れた人柄で、まじめで熱心な指導に定評がある。森脇監督とも旧知の仲で、すぐに溶け込んでいい仕事をしてもらえる」と期待した。今季193安打を放って大ブレークした山田哲人のような中心打者の育成を託す。

 前田コーチはオリックスを11年に引退。球団スコアラーからの抜てきとなった。同球団本部長は「若いが、自分の考えを持っている。さらに捕手を育ててもらえると思う。はっきりとモノが言えるのも魅力だ」と説明した。前任の長内孝打撃コーチ(57)、古久保健二バッテリーコーチ(50)が一身上の都合により、退団することも発表された。