阪神西岡剛内野手(30)が頂上決戦でも切り込み隊長だ。CS制覇から一夜明けた19日、日本シリーズに向かう意気込みを語った。

 「巨人がシーズン1位なのは変わりない。7ゲーム差をつけられた事実を受け止めて、日本シリーズの挑戦権を得たんだから、セ・リーグを代表して、恥じないプレーをチームとしても、僕個人としてもしたい」

 CSは1番として、5戦連続安打で打率3割7分。前日18日には豪快な2ランを放ち、巨人戦4連勝を決定づけた。好調な打線を引っ張るトップバッターとして貢献し「ここまで来たら、いい意味で思い切ってやるだけ」と覚悟を固めた。

 ロッテ時代の10年以来、4年ぶりの日本シリーズ出場になる。中日と雌雄を決する戦いでは、1番遊撃で全7戦にプレー。36打数6安打、打率1割6分7厘にとどまったが、主将としてリーダーシップを発揮し、頂点に立った。日本一を知る男が攻撃のリズムを作る。