スギちゃん、今年も「トイレ掃除」しちゃうぜぇ!

 巨人杉内俊哉投手(34)が16日、鹿児島市の田上小学校で夢の課外授業を行い、登板前にトイレ掃除をする秘話を明かした。4年生約100人を前に自身の経験を通じ学んだこと、悔しさを忘れない大切さなどを語った。質問コーナーで「毎日欠かさず、やることは?」と問われ「先発前、自宅のトイレを掃除して(試合に)挑む」と返答した。

 トイレ掃除は5年前がきっかけだった。「勝てない時期が続いて、すがる思いで始めた」と明かした。風水家で有名なDrコパこと小林祥晃氏(67)によれば、トイレ掃除はここ一番での勝負時に健康でいられることや、厄落としにつながり、ツキのない状態を改善する効果があるという。始めた10年のシーズンは16勝7敗で最優秀投手のタイトルに輝くなど、効果は抜群だった。それ以来行っており、杉内は「5~10分かけて、きれいになるまでやる」と“トイレの神様”を信じている。

 秘話を聞き、田上小も全面バックアップする。同小では毎週木曜日がトイレ掃除の日だが、杉内の登板日に合わせて、行うことを検討している。4年1組担任の上原孝夫先生(40)は「課外授業の1回だけで終わらせたくない。杉内投手に何か貢献していきたい」と前向き。100人を超える大所帯で行い“トイレの神様”を味方に付け、今季の目標である15勝達成する。【細江純平】