マッサン、いいボディーバランスですね~!

 巨人ドラフト1位の岡本和真内野手(18=智弁学園)が長嶋茂雄終身名誉監督(78)からのボディーチェックに見事合格した。打撃練習を終えると、長嶋氏の元へ走った。「こんにちは。岡本です」とあいさつし、直立不動で話を聞いた。すると後ろを向くように、指示された。「上半身と下半身のバランスが良いといわれました」と偉大すぎる大先輩からの言葉に笑みがこぼれた。

 長嶋氏のボディーチェックは一流選手の登竜門だ。過去にも坂本、長野といった中心選手が、チェックを受けた。岡本は合格するも「自信は何もない。日々コツコツやっていきます」と謙虚だった。

 打撃も絶賛された。柵越えはなかったが46スイング中、21本が安打性の当たり。コースに逆らわず、逆方向にも強い打球を連発した。長嶋氏は「岡本らしいバッティングを見せてもらった。甲子園から見てて、良いバッティングをやってるなと思っていた。今日見たら、やっぱり良いバッティングだった」と称賛した。「緊張しました。すごくうれしかった」と岡本。長嶋氏との会話は5分ほど。もらった言葉は一生忘れない。【細江純平】