楽天塩見貴洋投手(23)が3日、仙台市の球団事務所で初めての契約更改交渉に臨んだ。左腕の軸として田中とともに先発ローテを守り9勝9敗、防御率2・85。規定投球回に到達した。日本ハム斎藤の倍増(3000万円)を上回る1700万円増、推定3200万円の更改にも「評価を裏切らないようにしないと」と謙虚だった。
歩みはエリートじゃない。大阪出身も愛媛・帝京五高に進学。卒業時は「これ以上親に迷惑を掛けたくない」と社会人志望だった。「心配するな。大学は出ておけ」と説得され「極力負担を軽く」と、青森・八戸大へ進んだ。本州北端で腕を磨き、たどり着いた最高峰の舞台でいきなり結果を出した。「お風呂が広いので寮生活を続けるつもり。昇給分は貯金です」と地に足がついている。
佑ちゃん超えには「人は人」とにべもない。「もっともっと上を目指して。球種を増やして10勝以上。負けを減らして貯金が目標です」。ウサギとカメなら塩見はカメ。このままコツコツと歩む。【宮下敬至】



