<東都大学野球:亜大1-0駒大>◇第7週初日◇18日◇神宮

 亜大・東浜巨(なお)投手(3年=沖縄尚学)が力の投球で駒大を2安打完封し、4勝目を挙げた。自己最速タイの152キロをマーク。通算21勝目を13度目の完封で飾った。奪三振9。こちらは通算で253とした。

 東浜が力の投球で駒大打線をねじふせた。最速152キロを計時して、わずか被安打2本で完封。「フォームを変えました。修正段階ですが、中大戦よりよかったです」と振り返った。

 10日の中大戦に2失点完投した直後から改造に取り組んできた。踏み出す左足の歩幅を6歩半から7歩にした。「下半身を使って球持ちを長くしようと。体の開きも早かったんで」と説明した。13日に中大・島袋洋奨投手(1年=興南)と投げ合い、初勝利をプレゼントする結果(0-1)になったが、そのときはすでに改造を始めていた。

 この日、カットボールは打者により近いところで変化し、球威も最後まで落ちなかった。「まだカードは終わっていない。気を緩めず勝ちに行きたい」。3年生エースは今季4勝目にも満足せず、貪欲に語っていた。